わたなべまこのこと

断面図をこよなく愛するわたなべまこのブログ

祖母が植えた芍薬(シャクヤク)が咲くまで

芍薬(シャクヤク)が咲くまで

3月の頭頃、畑仕事を始めたばかりの頃にはその存在に全く気付かなかった芍薬シャクヤク)。ある日、草むしりをしていると雑草の間から赤い芽がニョキニョキと…。

 

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 これが私と芍薬のファーストコンタクトでした。芍薬、という花の名前はもちろん知っていましたが、芽があんなに赤いだなんて知りませんでした。

芍薬(シャクヤク)が咲くまで

その後もスクスクと成長し、いきなり飛んでこちら5月9日の写真です。
芽が出て来るよりも先に植えたお花たちが隠れてしまうほど巨大になってしまいました。こんなに大きくなるなんて聞いてないよー!
という事で、まだ花が咲いてなかったので、蕾がついていない枝や葉などはこの時点で剪定してしまいました。

芍薬(シャクヤク)が咲くまで

それから10日後、5月19日頃に開花。
蕾はどんどん大きくなっていくのに、なかなか咲かなくて。本当にもどかしい毎日でしたが、咲くと一気にこのあたり一帯が華やかになりました。

芍薬(シャクヤク)が咲くまで

ところで、芍薬と言えば思い出すのが「立てば芍薬、座れば牡丹、歩く姿は百合の花」ということわざです。これは江戸時代の頃にはすでに存在していたことわざというか表現なのですが、詳しい由来などはわからないんだそう。
これは美人、美しい女性、またその仕草や佇まいなどを表す言葉です。芍薬はスラリと細く伸びる茎が特徴的なので、女性の立ち振る舞いの部分を指しています。

芍薬(シャクヤク)が咲くまで

また、芍薬花言葉は恥じらい、はにかみ、思いやり、慎ましさ、などの意味を持っています。なんとも女性らしいイメージを持つお花だなあ、と思います。

芍薬(シャクヤク)が咲くまで

蕾がついてから気づいたのですが、白い芍薬(たぶん)も交じっていました。こちらは赤い芍薬よりも2日くらい早く咲いたのかな。でも花のサイズはちょっと小さめです。

芍薬(シャクヤク)が咲くまで

畑のあちこちに芍薬エリアがあるのですが、どこも必ず赤と白がセットで植えられていました。たぶん、祖母が植えて毎年楽しんでいたのではないかと思われます。ちゃんと紅白で植えるとかすげえな、ばあちゃん。

芍薬(シャクヤク)が咲くまで

という訳で、最初にカットした芍薬の花は早速お仏壇に飾る事にしました。
一気に開花したので、私も何本かお裾分けを頂いて、自分の部屋に飾っています。東京では花は買うものでしたが、岐阜では畑から摘んでくるものに変わりました(笑)。
お花がある生活はやはりよいものですね。