わたなべまこのこと

断面図をこよなく愛するわたなべまこのブログ

巨大な苺の思い出

巨大な苺の思い出

祖母が亡くなってから1年が経過しました。
本来であればお寺から住職を呼び、親戚も呼び、一周忌の法要を行う訳なのですが、新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐ為、残念ですが法要は無し。
家族だけでひっそりと仏壇の前に集まり、また、お墓のお掃除にも行って来たりして簡単に済ませたところです。ばあちゃん、すまん。

ところで、こういう法要(法事)などで親戚が集まると、必ず仕出し弁当が振舞われたりするんですけれど、子供の頃は不謹慎ながらも私はこのお弁当がめちゃくちゃ楽しみだったのです。
子供だったので法要の意味がイマイチわかっておらず、お坊さんが長い間、お経を唱える時間がとても長く感じられて苦痛だったんですよね…。これが終わったらお弁当が食べられる!という気持ちで乗り切った事をよく覚えています。

そんな仕出し弁当の中に必ず入っていたのが、苺です。
しかも超巨大な苺が毎回必ず入っていて、私はその苺がいつも楽しみで楽しみで。スーパーで買う苺は小粒なのに、どうしてお弁当に入っている苺はあんなに大きいのかなあ?と不思議でした。
今となっては品種もわかりませんし、他の仕出し弁当に入っているのかもわからないのですが、子供の頃に何度か経験した法要の最後に出て来た仕出し弁当には必ずあの巨大な苺が入っていて、私の中では法要=仕出し弁当=苺、という思い出になっていたりします。

恐らく、その当時は岐阜県オリジナル品種の苺は登場していないのですが、岐阜県産もしくは近隣の愛知県産の苺ではあったはず。
そういえば、巨大な苺としてメディアに何度か登場している「美人姫」という苺は岐阜県にある農園のオリジナル品種でしたっけ。

先日、ちょっと大粒タイプの濃姫をスーパーで発見し、おやつに食べていた時にふと仕出し弁当に入っていた、あの巨大な苺の存在を思い出したのでした。