わたなべまこのこと

断面図をこよなく愛するわたなべまこのブログ

【苺の断面図】さがほのか

【苺の断面図】さがほのか

佐賀県産のさがほのかです。
あまりにも身近すぎるというか、よく食べている苺なのでそういえば苺の断面図について記事を書いてなかったなあ、と。

名前のとおり、佐賀県で誕生した品種の苺となっております。スーパーで見かけるパックにはリカちゃんがプリントされているものが多いんじゃないかな。熊本県産になるとくまモンになったりもしますが…。

今回は小粒タイプのさがほのかを入手しました。ちょっと朱色に近いような明るい赤色の果皮が特徴です。

【苺の断面図】さがほのか

さがほのかの交配親は、大錦×とよのかとなっています。2001年に品種登録されているので、ザックリ20年間ものあいだ、佐賀県をリードしてきた苺という事になるのですね。

ですが、2018年に品種登録されたいちごさんという苺に今後は世代交代されていくと言われており、もしかして数年後にはさがほのかを見かける機会が減ってしまうかも知れません。

【苺の断面図】さがほのか

さがほのかの断面図

さがほのかの断面図はこちら。
果皮の濃い赤色とは逆に、さがほのかのもうひとつの特徴として果肉の真っ白さが挙げられるのです。ですが、安心してください!苺の断面図は真っ白ですが、甘さはしっかりと感じられるのです。

【苺の断面図】さがほのか

さがほのか佐賀県だけではなく、九州全域で栽培されています。東京にいた頃、さがほのかもいちごさんも同じくらい見かけていたのですが、岐阜県に戻って来てからはいちごさんは一部のスーパーでしか見かけなくなりました。でも、さがほのかはどこのスーパーにも必ず置かれていますし、お値段もお手頃です。

さがほのかの後継品種といわれているいちごさんも今後は栽培量が増えると思われますが、まだしばらくはさがほのかが手に取りやすい苺として全国的には出回るのではないでしょうか。