福島県産、夏の陽(なつのよう)という桃を食べました。過去、数回食べた事がある桃ですが、スーパーで出回るタイプの桃ではないので、福島県の道の駅とか、桃農家さんから直接買わないとなかなか出会えない品種なのではないかな、と思います。
夏の陽の断面図です。外皮も、果肉も、全体的にほんのりとピンク色。ゆめかわ系の桃ですね。
夏の陽は福島県伊達市、月舘町で高橋もも園を営む高橋忠吉さんが開発した品種です。西野白桃の自然交雑実生から選抜育成したんだったかな…?8月中旬から下旬にかけてが旬で、私が食べたのもちょうどその頃でした。
夏の陽の特徴として、「核の周囲が紅色に着色する」というものがあります。うん、その通り。種まわりが異常に赤いですよね。これは桃の断面図を見るだけで、夏の陽だと判断できそう(笑)。
果肉はやや硬めですが、溶質で緻密。確かに、パリパリとした食感ではあったものの、中心部は少し柔らかかったですね。弾力はそこまでなかったけれど、なんだか繊維質でした。