わたなべまこのこと

断面図をこよなく愛するわたなべまこのブログ

【桃の断面図】黄金桃(おうごんとう)

【桃の断面図】黄金桃(おうごんとう)

長野県産、黄金桃(おうごんとう)。

私、黄金桃といえば見た目が黄色い桃の事だとずっと思っていたのですが、市場で働いていた頃に外皮が普通の桃みたいなピンク色の黄金桃を見かけて、なんで?と不思議に思って色々調べた事があるんです。
外皮が黄色の桃は黄金桃、で間違いがないのですが、それは栽培されている時に袋掛けをしているから黄色になるんですって。袋を掛けないで育てた桃はこんな風に外皮がピンク色になるんだそう。
そういえば林檎でもそんな品種がありましたよね。

【桃の断面図】黄金桃(おうごんとう)

黄金桃の断面図

で、早速カットしてみたんですけど果肉はしっかりと黄金桃らしく黄色になっていました。桃の断面図を見ればそれが普通の桃なのか黄金桃なのかわかるという…(笑)。そして種はこんなにも真っ赤。まるで梅干しのようです。

黄金桃は川中島白桃から偶然生まれた品種とされていて、確か長野県で発見されたんじゃなかったかな。果肉は見た目もそうなんだけど、その味わいも「まるでマンゴーのよう」と表現される事が多いです。

【桃の断面図】黄金桃(おうごんとう)

黄桃の仲間なので、しっかりと熟してとろんと甘い果肉を食べていると、缶詰の黄桃をなんだか思い出してしまいます。そっくりとは言わないけれど、似てますね。

【桃の断面図】黄金桃(おうごんとう)

果肉がとろんと柔らかく甘かったので、家族には好評でした。甘い。確かに甘いんですが、白桃系の桃に比べると後味にほんのりと酸味を感じるところが、なんか黄金桃はやっぱり違うな~って思いますね。