思いがけず、知り合いから大量に栗を頂いてしまいまして、数年ぶりに栗の下処理をする事になりました。そういえば昔、市場で働いていた頃にやったよな~、と思って過去の記憶を漁ってみたのですが割と適当な下処理で済ませてしまっていたので、令和の時代ですし(?)新たに動画などで栗の下処理について学習し、一番簡単そうな方法で今回はチャレンジする事に。
岐阜県は栗の産地でもあり、この時期は和菓子屋さんに栗きんとんが一斉に並びます。また、自宅に栗を植えている人も多いので、栗仕事をする人も多いんじゃないかな。
子供の頃はよく亡くなった祖母が栗を茹でてくれて、栗きんとんにしたり栗ごはんにしたり、栗を食べる機会が多かったですね。
まずは栗を洗いつつ、水をためたボウルに入れて栗が浮いてこないかチェックします。虫食いなどで中身がスカスカな栗はここで浮かんでくるんだそうです。画像の一番右の栗がそうですね。
その後、こんな風に栗をぐるりと一周するような形で切り込みを入れていきます。こうすると、鬼皮も渋皮もスルスルと剥けるんだそうです。ただ、慣れるまで包丁でぐるりと一周切り込みを入れるのが大変で、下手すると滑って指を切りそうになったので注意が必要かな。
で、茹でる。そんなに長時間煮込んだりする必要はなくって、あくまでも皮を剥く為の下処理なので、軽く茹でるだけでOKです。このあと、私は栗ごはんに使う予定でしたので、その時にまた加熱はされますしね。
5分~10分ほど茹でて、こんな風に少し隙間が見えてきたらお湯から引き揚げる。で、アツアツの状態でこの切り込みからガンガンと皮を剥いていきます。軍手をはめて作業をしてもいいですし(熱いので)、指が痛くなってくるのでフルーツナイフなど皮をひっかけやすい道具を使ってもいいんじゃないかな。
栗の皮むきに苦戦していたところ、母が通りかかり「100均に栗の皮を剥く道具があるよ!」と教えてくれました。が、シーズン真っ只中だからなのか、完売!
いつかまた見かけた時にでも買ってみたいですね。
普段やらない作業=慣れていない作業という事もあり、お弁当箱サイズのタッパーの量ですが半日かかってしまいました…。疲れた…。でも思ってたよりはキレイに皮も剥けた!栗きんとんとか、形を気にしなくていいのであれば最悪スプーンでほじくって中身を出せばよいだけですし。栗って意外と、下処理簡単です。お料理、ド素人の私でも出来たから大丈夫だよ~!