わたなべまこのこと

断面図をこよなく愛するわたなべまこのブログ

朴葉ずし(ほおばずし)

朴葉ずし(ほおばずし)

朴葉寿司
そろそろ朴葉寿司の季節だな…と思っていたら、偶然バローで発見しました。1個300円弱くらいだったのかな?
朴葉ずし(ほおばずし)ってご存知でしょうか。岐阜県の郷土料理なのですが、飛騨地方南部から中濃地域と広範囲なため、愛知県など一部の東海地域でも知られているお寿司だと思います。朴の木の葉で酢飯を包んだ初夏の風物詩的な料理で、私が子供の頃は亡き祖母が毎年必ず作ってくれていました。
朴の木が畑に植えてあったので、その葉っぱがとれると作る、みたいな感じだったんですけど、近所の山にもたまにとりに行ってたっけなあ。

朴葉ずし(ほおばずし)

朴葉寿司(あさり・しめ鯖・どんこ椎茸煮)
朴葉で包む理由としては、殺菌作用や防カビ効果があるからで、この時期につくっても酢飯が傷みにくいからなんだそうですよ。あと、葉っぱで包んでいるので、手を汚さずそのまま食べられるからなんですって。

朴葉ずし(ほおばずし)

中身はこんな感じです。しめ鯖の酸味が追い酸味って感じで、酸っぱさ加減が強めで美味しかった。

朴葉ずし(ほおばずし)

朴葉寿司(ます・こえび・国産キャラブキ煮)
中に包まれている酢飯は、特に何か特徴的という事はありません。言ってしまえば、ちらしずしがコンパクトに葉っぱに包まれた、みたいな感じかな。

朴葉ずし(ほおばずし)

見た目はこっちのほうがちょっと豪華だった。ちなみに、きゃらぶきは季節を告げる山菜・フキで作る佃煮のような料理のことで、こちらも日本が誇る伝統食のひとつです。今回たまたまバローで見つけましたが、道の駅とかで買えるんじゃないかなあ。基本、どこのご家庭でも手作りするのが当たり前なんですが、時代の流れとともに作れる人が減っているのかも知れません。というか、朴葉が手に入れにくくなってきてるのかも。