わたなべまこのこと

断面図をこよなく愛するわたなべまこのブログ

【桃の断面図】幸茜(さちあかね)

【桃の断面図】幸茜(さちあかね)

あれ。これ、記事にした事がなかったのか。幸茜(さちあかね)という、晩成品種の桃です。桃シーズンの最後に登場します。

【桃の断面図】幸茜(さちあかね)

幸茜は1977年に山梨県東八代郡一宮町において、飯島典雄さんが自園で発見した山一白桃(という品種の桃)の枝変わりを増殖育成したものです。2002年に品種登録されています。幸茜の特徴といえば、この大きさ!実が大きく食べごたえがあり、美味しい桃として人気があります。桃シーズンのしめくくりには幸茜、という人もいるんですよ。私も食べられてよかったです。

【桃の断面図】幸茜(さちあかね)

幸茜の断面図はこんな感じです。果肉は極めて硬く、それでいて緻密。
果肉全体は爽やかな白色。ところどころに、紅色がほんのりとさしているのですが、なんといっても種まわりのこの紅の濃厚さは美しいの一言です。なんでなんだろう。不思議だなあ。