わたなべまこのこと

断面図をこよなく愛するわたなべまこのブログ

【土岐市】駄知どんぶりまつり2022に行ってきました

【土岐市】駄知どんぶりまつり2022に行ってきました

2022年10月1日・2日に開催された、駄知どんぶりまつり2022に遊びに行ってきました。私が住んでいる地域から駄知は割と近いのですが、坂道が多いので窯元めぐりってなかなか行った事がなかったんですよね。お天気もよかったですし、よい機会なのでいろんな窯元を訪問してみることに。

【土岐市】駄知どんぶりまつり2022に行ってきました

本部・休憩所から近い、丹山窯からまわってみる事にしました。名前は知っていたけれど、一度も訪れた事がない窯元です。

【土岐市】駄知どんぶりまつり2022に行ってきました

入ってみてビックリ!奥までずっとギャラリーが続いていて、お部屋がいくつもあるのです。並べられている陶器もいろんな種類があったので、隅から隅までじっくりと見ていきます。セール価格になっているものも多かったですよ。
丹山窯さんの陶器の特徴は、手描きの器が多いところでしょうか。公式サイトでもその様子を伺う事ができるのですが、絵柄などはすべて手作業で描かれています。

【土岐市】駄知どんぶりまつり2022に行ってきました

花猫のシリーズが可愛い。淡い色合いのものが多くて、2022年の新作も沢山並んでいましたよ。

丹山窯
https://shop.tanzangama.co.jp/

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丹山窯の先、坂道をあがったところにあった朱山窯。こちら、これまでにも土岐市で開催されているいろんな陶器のお祭りやイベントでもよく目にしている窯元です。

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手びねりで縁起物や魔除けの人形などを作られていますが、湯呑やお皿などの食器もありました。シーサーや鬼などのほか、架空の動物というか「コレは一体なんなのかな?」というモチーフまであります。

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ちょっと可愛い、おとぼけ顔の人形が特徴です。このウサギさん、いつも見かけていて、いつも買おうかどうか悩んでいるのだけど…。まあまあ、いいお値段なんだよねえ。でもいつかお迎えしたい…!

朱山窯
https://hiwarasi.jp/collections/syuzan-gama

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藤山窯。ここ、Twitterがあるんですけれど、アカウントのプロフィール画像がフクロウちゃんなんですよねえ。

【土岐市】駄知どんぶりまつり2022に行ってきました

サンテナの中には、1000円以下で購入できるお手頃価格の陶器が沢山ありました。

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藤山窯さんは、日常使いができる食器が中心。私の中では粉引きの器が多いなあ、という印象です。粉引×鎬(しのぎ)模様の組み合わせがオシャレです。

藤山窯
https://tohzan.jimdofree.com/

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藤山窯から本部・休憩所まで歩いて戻り、少し休憩をしてからすぐそばにある南楽窯へ。ここはすりばち館と言ったほうが通じるかな?

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奥に進んでいくと、昔の窯道具とかの展示があります。これが大変、興味深かったです。釉薬壺とか、初めて見た!

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一番奥のスペースでは小道具の展示があったり、素焼きのすり鉢の展示があったり。
思ってたよりも買いやすいお値段でした。お客さんもいっぱいいたし、すり鉢が飛ぶように売れていた。すり鉢だけではなく、すりこぎもあった。

すりばち館
https://suribachi.co.jp/

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個人的に今回巡った窯元の中で一番のツボだったのが、こちらの清山窯さん。

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ほぼ全品、半額…!織部釉を使った器など、いかにも美濃焼みたいな伝統を生かしつつも、決して古臭くはない個人的に好みのデザインの器が多かったです。

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清山窯さんでの戦利品はこちら!コレ、香炉です。他に招き猫やうさぎなど、動物をモチーフとした香炉が沢山ありました。同じデザインでも釉薬が違っていると、またその印象も異なっていて選ぶのに悩んでしまった。悩んだ末にこちらのトラの香炉を購入。

というか、最初はトラ猫ちゃんだと思って、うちの猫さんにそっくりだったので買おうと思ったのですがお会計の時にトラですと教えて貰いました。まあ、可愛いのでよし。なんとなく、リサ・ラーソンみたいな、北欧っぽさもあったりします。顔が蓋になっていて、中には香立てもありました。

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清山窯さんは明治の印判館という顔も持っており、奥には貴重な資料がたくさん展示されていて、こちらも大変興味深かったです。昔の絵付けの技法である、銅板転写の器がズラリと展示されていました。細部までめちゃめちゃ細かいデザインがほどこされています。

清山窯
http://www.gifujirushi.com/071seizangama.html

以上で駄知どんぶりまつり2022のレポートは終わりです。窯元がいっぱいあるのは知っていましたが、なかなか、ひとつずつきちんと見てまわるのって難しくって。お天気も良かったですし、ちょうどいい機会となりました。このあと、駄知を後にして同日開催していた下石町の窯元めぐりへと向かいます。

(2022年10月1日訪問)