わたなべまこのこと

断面図をこよなく愛するわたなべまこのブログ

いちごだんめん図鑑の重版が決まりました!

いちごだんめん図鑑の重版が決まりました!

すでにTwitterでも告知させて頂いたのですが、いちごだんめん図鑑の重版が決まりました。いつも重版のタイミングとか部数はすべて小学館さんにおまかせしているので、私はなんにもしてないんですけれど、これも一重に「苺の断面図って可愛い!」と、いちごだんめん図鑑を手にして下さった方々のおかげだと思っております。

いちごだんめん図鑑は2018年に発売されました。
当時、市場で働いていた私はデザイナーという職業のかたわら、市場に集まる日本中(たまには世界)の美味しいフルーツについて、もっと世の中の人に知って貰えたらいいなあ…という思い付きから、Twitterの中の人として活動をする事にしました。
前任者の方が開設してくださったアカウントがあったんですけど、その方が退職されてから誰も引き継いでおらず、ちょっともったいないなあと思ってたんです。
ネットに携わる仕事をしておりながらも、お恥ずかしながらSNSなんて一度もやった事がなかった私。最初の頃は、何をどう呟けばいいのかもわからず、ツイートしてもいいね!が0個とか当たり前でした(笑)。

それでもめげずに、一応これでもデザイナーとして働いていたので、「デザイン×Twitter」で何か面白い情報発信ができないかな?と試行錯誤の上で辿り着いたのが、果物の断面図でした。

りんごが美味しい冬のシーズンに、某デパートのクリスマスケーキのカタログを眺めていたら、すべてのクリスマスケーキの断面図(写真だったかイラストだったか忘れた)が掲載されていたんですね。これは当時のTwitterでも話題になっていたと記憶しています。最初は「へー、すごいなあ、面白い!」と思っていたんですけど、ふと「これって果物でも出来るんじゃないの?」と思いついたのがきっかけです。
ちょうどその頃、りんごの商品ページを担当しておりまして、販売開始直後から「りんごの蜜入り具合はどれくらいですか?」「中はどんな色をしていますか?」という問い合わせがチラホラ来ていたんです。
商品ページを見直してみると、確かに問い合わせをして下さったお客様に対する回答がどこにもないぞ、と。でも、りんごの蜜入り具合とか色とかって言葉では説明しにくいな…そうだ!じゃあ、画像で見せればいいじゃない、とひらめいた私は、早速Twitterでりんごの断面図をツイートしたのでした。

それが、だんめん図鑑の全ての始まりだったと思います。

今までの中で一番いいね!がついて、リツイートもされて、かなり反響がありました。調子に乗って、りんご以外の果物の断面図もツイートするようになり、年明けには苺の断面図を公開。それがバズりにバズって、テレビに取り上げられ、新聞にも掲載され、最終的にいちごだんめん図鑑になりました。

あれから数年が経過していますが、苺のシーズンが始まると同時にいちごだんめん図鑑を手にして下さる方もジワジワと増えるみたいです。
この数年の間にも新品種の苺はどんどん誕生しています。まだまだ、ご紹介したい苺がいっぱいあるので、いつか第2弾、第3弾と出す事が出来たらいいなあ、と思っています。