わたなべまこのこと

断面図をこよなく愛するわたなべまこのブログ

メトロミニッツローカリズム 8月号 特集「桃に恋して」に桃のチャート掲載

メトロミニッツローカリズム 8月号 特集「桃に恋して」に桃のチャート掲載

かなりインパクトのある表紙

2022年7月20日頃より、首都圏を中心に無料配布されております、メトロミニッツローカリズム 8月号の特集は「桃に恋して」。
この特集の中で、桃のチャート図の制作に携わらせて頂きました。

メトロミニッツと言えば、無料で手に入っちゃう癖にかなりクオリティの高い内容で、いつも「こんなのタダで読めていいのか…」と思いながらも、よく都内に住んでいた頃に地下鉄の駅などで毎回必ず手に取っていたフリーマガジンなのです。
まだ市場で働いていた頃に柑橘特集をやった号があってねえ。それがめちゃクオリティ高くて、しかも知ってる人達がいっぱい掲載されてたもんだから、配布終了しちゃう前に必死で数冊をかき集めて、知り合いの柑橘農家さんに送ったりもしたよ(笑)。

メトロミニッツローカリズム 8月号 特集「桃に恋して」に桃のチャート掲載

全てをお見せする事は難しいのですが、私が担当させて頂いた桃のチャート図はこんな感じです。今回、依頼をしてくださったメトロミニッツのご担当者さんと、まずは桃の選定から行い、チャート図に落とす時も配置バランスなどを一緒に考えてかなりギリギリまで時間をかけて作り上げました。

実は市場にいた頃にも一度、桃のチャート図は作成した事があるのです。
でもその時は、福島県で収穫される桃にちょっと偏りがあったので(というか福島県の桃のコンテンツだったので当たり前なのだが)、今回は首都圏で配布されるという事も踏まえて、まずは「このフリーマガジンを手に取る方が、この記事を読んで買いやすい、食べやすい桃を中心に作ろう」と思い、代表的な品種をいくつか選びました。

メトロミニッツローカリズム 8月号 特集「桃に恋して」に桃のチャート掲載

そこから、フリーマガジンの配布期間中に入手しやすい桃であったり、特集内の他の記事でも登場する桃であったり、ネット通販でなら入手できるでしょうという事でちょっと珍しいご当地性のある桃だったり…。
あーでもない、こーでもない、とワイワイ相談しつつ、最終的に確定したのがこちらに掲載されている桃になります。

あと、桃の写真は一部を除いてほとんど私が撮影した断面図の画像になるので、本当は掲載したかったんだけど画像がなくて諦めてしまった品種もあります。

メトロミニッツローカリズム 8月号 特集「桃に恋して」に桃のチャート掲載

最初に私が考えた桃のチャート図の素案

現在、私は岐阜県に住んでいるため、ご担当者さんとは基本的にメールなどでやり取りをする事になります。文字ではなかなか、伝わりにくい部分もあるため、こんな風に素案としてチャート図を作成し、ここから桃を入れ替えたり位置をズラしたりして、最終的にはデザイナーさんに可愛いく仕上げて頂きました。

いつもの言い訳になってしまいますが…。
桃だけに限らず、味の感じ方や好みは人それぞれですので、あくまでもこのチャート図は参考までに見て頂けたらいいな、と思います。例えば、チャートの「硬い」の位置にいる桃であっても、食べる人によっては「柔らかいじゃん」ってなる可能性もあります。熟せば柔らかいのは当たり前です。
同じ品種でも、時期や栽培された土地、育てた人によっても味や食感は異なるからです。だからこそ、自分で食べてみて、自分の好きな推し桃を探して貰いたいなあ、という思いも込めてこのチャート図を作成してみました!

メトロミニッツローカリズム 8月号 特集「桃に恋して」に桃のチャート掲載

都内に住んでいれば自分で貰いに行って、知り合いの方にもお配りしたいところなのですが…。自分の分ですら、実物をどうやって入手しようかな、と思っていたところ、見本誌として数冊をご担当者さんが送って下さいました!ワーイ、ワーイ!

私が撮影した素人画像データも、デザイナーさんが頑張って下さったおかげで綺麗な色が出ていてホッとしました。ご担当者さんとも、桃談義が出来て嬉しかったです。
※めちゃめちゃ校了ギリギリなのに、直前でデータ差し替え指示を出したり、記事に関係ない桃の話を長文メールで送りつけたり、本当にご迷惑おかけしました…。

桃は品種ごとに、ほぼ1週間単位で店頭に並ぶ桃が入れ替わっていきます。
まだまだ桃シーズンは終わりません!あなたの住んでいるお近くのスーパーや八百屋さん、道の駅や直売所などなど、場所によって入手できる桃も違ってくると思いますので、ぜひ「桃の品種」と「桃の断面図」に注目しつつ桃を楽しんでくださいね。