わたなべまこのこと

断面図をこよなく愛するわたなべまこのブログ

フォックスフェイスの断面図

フォックスフェイスの断面図

キツネの顔に見えるからフォックスフェイス

フォックスフェイス、という植物をご存知でしょうか?
以前からたまに切り花などで見かけてはいたのですが、面白いなあとは思っていたけれど名前とかは全く知りませんでした。
うちの母親がなぜかお気に入りで、山道を走っている時にも民家の畑にこのフォックスフェイスが咲いているのを見るといつも「いいなあ」と言っていたのです。

昨シーズン、ご縁があってフォックスフェイスを育てているという農家さんに格安で譲って頂き、しばらく鑑賞用に花瓶にいけて飾っていたのでした。
年が明け、そろそろ片付けようかなと思った時に、ふと「これから種をとればうちでも育てる事が出来るんじゃね?」と思い付き、早速まずは種をとることに。

フォックスフェイスの断面図

フォックスフェイスの断面図

ネットでフォックスフェイスについて調べてみたのですが、フォックスフェイスは熱帯アメリカ原産のナス属の植物なんだそうです。なるほど、ナスね。
確かに、割った時の感触がフワフワというかスカスカとしていて、ナスの実のような、白い綿っぽい感じがしたのです。画像でもわかるかな?

で、フォックスフェイスは春まきの一年草として栽培することを推奨されており、だいたい秋に実ります。春の種まきが遅れると、寒くなっても果実が色づかない場合がありみたいなので、種まきのタイミングがかなり重要らしい。ゴクリ。

フォックスフェイスの断面図

種がギッシリと詰まっていました

まずは肝心な種を取り出さねば。
しっかりと色づいていて、熟してる感じの実をカットすると、こんな風に中心の部分に小さな種がワサワサと集まっています。これを取り出せばよいのですが、この黄緑色のゼリーのような謎の物体がベタベタするので、種は水洗いをしてから乾燥させるのがよいそうです。

しまった、種を採取する過程の写真を撮り忘れましたが、なんやかんや1週間くらいかかってしまいました。洗っては乾かし、洗っては乾かし、を2回くらい繰り返してやっとベタベタが取れたかな。
あとは種まきの時期まで冷蔵庫で保管しておきまーす。