わたなべまこのこと

断面図をこよなく愛するわたなべまこのブログ

【柑橘の断面図】天草(あまくさ)

【柑橘の断面図】天草(あまくさ)

柑橘のサブスク・かんみ11月号の中に入っていたみかんです。

【柑橘の断面図】天草(あまくさ)

天草(あまくさ)
清見タンゴールと興津早生(温州みかん)を交配し、さらにページオレンジをかけあわせてできたのが天草です。果樹試験場長崎県口之津支場で誕生、品種登録は1995年8月。一般的に、オレンジとミカンの交配種(交雑種)はタンゴールの一種となります。

【柑橘の断面図】天草(あまくさ)

上から見るとまんまるですが、横から見るとこんな感じ。ちょっと、山のような感じでふっくらとしてますよね。

【柑橘の断面図】天草(あまくさ)

天草の断面図

天草の断面図はこちら。交配親のなかでは、オレンジの要素が強いかな。天草オレンジ、として販売されていることもあります。種がなく果汁がたっぷりなので、実を食べるというよりはなんか果汁を楽しむというか…。食べるオレンジジュース、って感じでした。
外皮がちょっと手では剥きにくいので、ナイフでカットして食べるとよいかも知れません。

天草という名前は、育成地である長崎・口之津から臨む熊本・天草島にちなんで名付けられたんだそうです。天草、って聞くと熊本がなんとなくパッと思い浮かぶのですが、でも長崎県生まれという。なんだか不思議な由来ですね。