わたなべまこのこと

断面図をこよなく愛するわたなべまこのブログ

【スイカの断面図】紅まくら

【スイカの断面図】紅まくら

イカはまるごと買うのがデフォルトです

ついこの間スイカが出回りはじめたな~、と思ってたら、今ではスッカリとスーパーの店頭に並ぶようになりました。スイカ大好きなので、毎年必ず玉のまま買う事にしています。都内に住んでいた頃、需要の関係なのか玉で売っているスーパーは少なかったのですが、地元に戻って来たらどこにでもあって嬉しい。

今回はタキイ交配で誕生した紅まくらというスイカです。

【スイカの断面図】紅まくら

イカのイメージは形がまんまる、と思い浮かべる方も多いと思うのですが、この紅まくらの特徴は画像のように少し縦型…というか、たまご型?
まんまるではありません。これを枕型というそうで、だから紅まくらという名前がついたのではないかな、と思います。

1果重が7~8kg程度の大玉種。果形は枕形で外観がユニークなため差別化しやすい。また、空洞が少なく秀品率が高い。

(タキイ公式サイトより)

【スイカの断面図】紅まくら

上から見るとまんまるに見えるんですけどね。縞の模様も特徴的な部分はなく、一般的な模様です。

【スイカの断面図】紅まくら

紅まくらの断面図

今回は横方向にスイカをカットしてみました。
一般的には縦にカットされる方が多いんじゃないかな、と思うのですが、イカの断面図を楽しむのであればぜひぜひ!横方向へのカットをおすすめいたします。

【スイカの断面図】紅まくら

なぜかというと、イカの維管束(いかんそく)を見る事が出来るからなのです。
ちょうど中心部分から外側に向けて、まるでちょうちょの触覚のようにくるりんと半円を描いているような筋のようなもの、見えますでしょうか?これが維管束。
大体どの品種のスイカでも維管束は3本確認できると思います。
イカの果実に水分や栄養を送る管なんですが、この維管束に沿ってスイカの種が入っているので、位置を気にしつつカットすることで、種なしスイカ、もしくは種が取り出しやすい状態にカットする事が可能となるんですよ。

紅まくら、初めて食べたと思うのですが見た目以上に甘くて美味しかったです。シャリシャリ食感もちゃんと楽しめましたし、香りもすごく甘かった!